2023/12/31(Sun) 褥瘡(床ズレ)、3か月間毎日のケアで完治 : チャー坊に提案された治療法
2011年5月6日夕方、犬が自分の肩をなめているので、
見てみるとアカギレのような僅かな亀裂からうっすら出血していました。
ティッシュで押さえてみると7cm四方位の範囲に所々小さく血が付きました。
散歩の折に、サツキの小枝でこすったのだと思いましたが、
なめると雑菌が入るので、簡単に消毒して
滅菌ガーゼを当て、絆創膏で留めました。
その夜やはり傷をなめようとするのでTシャツを着せ、
翌日土曜日の午後に診察予約を入れました。
保管していた抗生物質を金曜日の夕食の段階で1回分
飲ませて翌日を待つことにしました。
診察を受けてみると、大変深刻なことに…
表面はうっすらとした擦り傷の様でも内部が壊死していて
傷の大きさ8cm×5cm、深さ5mmを超える褥瘡(床ズレ)とのことでした。
1日に最低4回は散歩へ行く、自由運動の多いアイリッシュ・セターの肩に
何故床ズレができたのかは分りません。
( 犬種アイリッシュ・セターは、アイリッシュセッターの方が日本語で言いやすいようで
そのように呼ぶ人も多いです )
壊死した部分を局所麻酔で切除(デプリドマン)して、抗生物質を飲み、
まずは直近4回連続で病院にて包帯交換を行うという治療方針に従いました。
感染症を起こす危険があり11歳に近い年齢を考えると
命にかかわることもあるというシリアスな状態でした。
大型犬で、動物病院通いはペットハイヤーさんのお世話に
ならなければなりません…。4回の予約を入れました。
その日からまず4日連続、1日空けて、5/12 5/14 5/17 5/21 5/24 5/28 5/31
6/4 6/7 6/11 6/14 6/18 6/21 6/25 6/28、6月一杯通いながら、
5cm×4cm位の傷口が赤いままでふさがりません。
7月2日に縫合しました。
しかしふさがらず、3日後に再び縫合するというのを
私の一存では決められないので、家族と相談してからにしますと申し上げて帰宅しました。
インターネットで、褥瘡治療に詳しい獣医師を探し、
大田区のエル・ファーロさんという病院を探し当て、院長にお伺いしました。
そこでまず何故活動的な猟犬に床ズレができたのか?との質問と
褥瘡治療で縫合はあまりやらない治療だと断言されました。
①毎日1回、毛細血管を収縮させないようにぬるい水でよく傷を洗い流すこと。
②傷周辺のウミのような汚れは濡らした綿棒などで傷にダメージを与えないように取リ去る。
③プラスモイストという人間のキズや火傷等の治療用湿潤療法パッドを使い、傷をおおい、
粘着包帯で止める。
④そのパッドを犬がかじり取らないように、Tシャツを着せる。
恐らく高齢犬である為、後ろ足の踏ん張りが利かず
寝る時にドシンと床に倒れるようにして寝ることが原因となって
床ズレができたのだろう、と先生は推測されました。
硬い床に直接寝ないで済むように、低反発マットを敷くことを勧められました。
しかし、犬が必ずそのマットの上で寝るとは限らないので!
犬を監視して、寝た所でマットを肩と床の間に瞬時に挟み込むという
対策が始まりました。
そうであっても人間が寝ている時にはできません。
犬の肩にクッション性のあるもので
外付けできるパッドのようなものを探したところ…
『着せる床ずれ包帯』という商品を見つけ、
それをパレットのような形に切り、Tシャツの上から縫い付けました。
夏でしたから、傷を大きく覆うようにして
縫い付けるのみで、着せることはしませんでした。

「カーチン、あちーよ」
これは一見よくある緩衝材の様でいて
旭化成が開発した独自の編み構造をもち、
裁断次第で犬に着せることが可能なのです。
3種類ある厚さの中から8mmの厚さを選び、
97cm×67cmという大きさのシートを
喜多村ネクスト株式会社に注文致しました。
そのようなホームケアを毎日続けてゆきました。
週に二度または一度というように、少しずつ通院にも間隔があくように変わりました。
傷の外側から白い皮膚がどんどん内側に向けてできてきて、
7/17の段階で赤かった傷口が3cm×1cm位の薄いピンク色に変化し始めました。
チャー坊には、この治療法が合っていたのだと思います。
※この辺りの傷口が赤い色から薄ピンク、そして白い健康な皮膚へと回復してゆく様子は
写真に残してあります。
8月6日にはほぼ傷がふさがってきました。
その日は、母の命日で、その日にちのもつ意味を意識しました。
この長い通院の折に、
偶然チャー坊が仔犬時代に、基本的なことを飼い主共々
教えていただいた日本愛玩動物協会の花澤先生に会いました。
花澤先生は、日本で最初期に愛玩動物飼養管理士になった方です。
動物病院への送迎を引き受けてくださったのです。
花澤先生には5/12からずっとお世話になりました。
最初にお願いしたペットハイヤーさんは川崎から来てくださり、
大変丁寧にしていただきました。
診察が長引くような時も具合の悪い犬の負担が少なくなるように
犬を尊重して優しくしてもらえて、毎回感謝のみでした。
花澤先生は、犬君がよく知っている人なので、
病院の往復のつらさも相当軽減されたと、思い起こしています。
見てみるとアカギレのような僅かな亀裂からうっすら出血していました。
ティッシュで押さえてみると7cm四方位の範囲に所々小さく血が付きました。
散歩の折に、サツキの小枝でこすったのだと思いましたが、
なめると雑菌が入るので、簡単に消毒して
滅菌ガーゼを当て、絆創膏で留めました。
その夜やはり傷をなめようとするのでTシャツを着せ、
翌日土曜日の午後に診察予約を入れました。
保管していた抗生物質を金曜日の夕食の段階で1回分
飲ませて翌日を待つことにしました。
診察を受けてみると、大変深刻なことに…
表面はうっすらとした擦り傷の様でも内部が壊死していて
傷の大きさ8cm×5cm、深さ5mmを超える褥瘡(床ズレ)とのことでした。
1日に最低4回は散歩へ行く、自由運動の多いアイリッシュ・セターの肩に
何故床ズレができたのかは分りません。
( 犬種アイリッシュ・セターは、アイリッシュセッターの方が日本語で言いやすいようで
そのように呼ぶ人も多いです )
壊死した部分を局所麻酔で切除(デプリドマン)して、抗生物質を飲み、
まずは直近4回連続で病院にて包帯交換を行うという治療方針に従いました。
感染症を起こす危険があり11歳に近い年齢を考えると
命にかかわることもあるというシリアスな状態でした。
大型犬で、動物病院通いはペットハイヤーさんのお世話に
ならなければなりません…。4回の予約を入れました。
その日からまず4日連続、1日空けて、5/12 5/14 5/17 5/21 5/24 5/28 5/31
6/4 6/7 6/11 6/14 6/18 6/21 6/25 6/28、6月一杯通いながら、
5cm×4cm位の傷口が赤いままでふさがりません。
7月2日に縫合しました。
しかしふさがらず、3日後に再び縫合するというのを
私の一存では決められないので、家族と相談してからにしますと申し上げて帰宅しました。
インターネットで、褥瘡治療に詳しい獣医師を探し、
大田区のエル・ファーロさんという病院を探し当て、院長にお伺いしました。
そこでまず何故活動的な猟犬に床ズレができたのか?との質問と
褥瘡治療で縫合はあまりやらない治療だと断言されました。
①毎日1回、毛細血管を収縮させないようにぬるい水でよく傷を洗い流すこと。
②傷周辺のウミのような汚れは濡らした綿棒などで傷にダメージを与えないように取リ去る。
③プラスモイストという人間のキズや火傷等の治療用湿潤療法パッドを使い、傷をおおい、
粘着包帯で止める。
④そのパッドを犬がかじり取らないように、Tシャツを着せる。
恐らく高齢犬である為、後ろ足の踏ん張りが利かず
寝る時にドシンと床に倒れるようにして寝ることが原因となって
床ズレができたのだろう、と先生は推測されました。
硬い床に直接寝ないで済むように、低反発マットを敷くことを勧められました。
しかし、犬が必ずそのマットの上で寝るとは限らないので!
犬を監視して、寝た所でマットを肩と床の間に瞬時に挟み込むという
対策が始まりました。
そうであっても人間が寝ている時にはできません。
犬の肩にクッション性のあるもので
外付けできるパッドのようなものを探したところ…
『着せる床ずれ包帯』という商品を見つけ、
それをパレットのような形に切り、Tシャツの上から縫い付けました。
夏でしたから、傷を大きく覆うようにして
縫い付けるのみで、着せることはしませんでした。

「カーチン、あちーよ」
これは一見よくある緩衝材の様でいて
旭化成が開発した独自の編み構造をもち、
裁断次第で犬に着せることが可能なのです。
3種類ある厚さの中から8mmの厚さを選び、
97cm×67cmという大きさのシートを
喜多村ネクスト株式会社に注文致しました。
そのようなホームケアを毎日続けてゆきました。
週に二度または一度というように、少しずつ通院にも間隔があくように変わりました。
傷の外側から白い皮膚がどんどん内側に向けてできてきて、
7/17の段階で赤かった傷口が3cm×1cm位の薄いピンク色に変化し始めました。
チャー坊には、この治療法が合っていたのだと思います。
※この辺りの傷口が赤い色から薄ピンク、そして白い健康な皮膚へと回復してゆく様子は
写真に残してあります。
8月6日にはほぼ傷がふさがってきました。
その日は、母の命日で、その日にちのもつ意味を意識しました。
この長い通院の折に、
偶然チャー坊が仔犬時代に、基本的なことを飼い主共々
教えていただいた日本愛玩動物協会の花澤先生に会いました。
花澤先生は、日本で最初期に愛玩動物飼養管理士になった方です。
動物病院への送迎を引き受けてくださったのです。
花澤先生には5/12からずっとお世話になりました。
最初にお願いしたペットハイヤーさんは川崎から来てくださり、
大変丁寧にしていただきました。
診察が長引くような時も具合の悪い犬の負担が少なくなるように
犬を尊重して優しくしてもらえて、毎回感謝のみでした。
花澤先生は、犬君がよく知っている人なので、
病院の往復のつらさも相当軽減されたと、思い起こしています。